<ミャンマー>日本3行進出…銀行免許を申請、企業進出支援

三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行は来月までに、ミャンマー政府に現地での銀行免許を申請する。9月にも5~10行程度の免許交付先が決まり、選ばれれば来年以降、順次、銀行業務を開始。民主化と経済成長の進むミャンマーへの日本企業の進出を後押しする。

 

 ◇9月にも認可

 

 ミャンマーでは現在、日本の3行を含む約40の外資系銀行が駐在事務所などを置き、企業への情報提供などを行っている。だが、外資への規制が厳しいため、支店を開設できず、融資や送金、外貨両替、預金などの銀行業務は認められていない。2011年に誕生したテインセイン政権は海外企業の誘致には、資金力の豊富な外資銀行の受け入れが必要と判断。外資に銀行免許を与えることにした。

 

 日本勢は三井住友銀が12年に最大手のカンボーザ銀行と業務提携したのを皮切りに、三菱東京UFJ銀、みずほ銀も地元銀行と提携し、取引先企業の米ドル送金などを仲介している。銀行免許が下りれば、貿易決済や海外送金などのサービスを進出企業に直接、提供できるようになる。

 

 15年5月には、最大都市ヤンゴン近郊のティラワ工業団地が操業を始める。今年中に進出企業約30社が出そろう見通しで、今月、進出を決めた自動車部品の江洋ラヂエーター(名古屋市)をはじめ、半数以上が日本企業となりそうだ。

 

 銀行免許については、タイやシンガポール、中国などの銀行も取得を申請しているとみられるが、進出企業の多さから日本勢が入る可能性は高い。みずほ銀の坂井辰史常務執行役員は「銀行の人材やノウハウを生かして企業進出を後押ししたい」と意欲を見せる。

 

毎日新聞 6月12日